第37回近畿作業療法学会
学会長 東條 秀則
第37回近畿作業療法学会を、2017年10月1日(日)に奈良市にあります奈良県文化会館にて開催いたします。
今回は「作業を考える ~クライエントにとっての意味とは~」をテーマとしました。日本作業療法士協会が作業療法の定義の改定に取り組んでいる現在、作業とは何かを今一度考えてみたいと思います。その定義の中で「社会参加」をとらえる上で重要な概念としての作業の意味について、特別講演にて県立広島大学の吉川ひろみ先生に講義をしていただきます。その点を踏まえ、教育講演では各領域での「社会参加」への働きかけを含めて講演をしていただきます。更に前述の作業療法の定義の改定につきまして、日本作業療法士協会との共同企画として改定の経緯・ねらいといったところを日本作業療法士協会の理事の方から、ランチョン・セミナーとしてお話しいただきます。特に若手の方に聞いていただきたいと考えており、ご自身の足元を見つめ直す機会となればと思います。
以上、全体を通して作業とは? 作業の意味・社会参加とは? といった点を熟考する機会としたいと考えています。演題発表でも「社会参加」のセッションを設けることをねらっております。そういった演題応募も検討いただけますと幸いです。
皆様、ふるって演題応募とご参加をどうぞよろしくお願いいたします。
学会会場周辺には、日本の原風景ともいえる観光名所がひしめき合っています。歴史情緒に溢れた奈良市にぜひ足を運んでいただきますようお願い申し上げます。